お笑い基本構造

お笑いには8つの基本構造がある」と解説している。以下、8つの類型について簡単に紹介する。

①無知:漫才コンビ「キャイーン」のウド鈴木さんが得意とする芸。例えば、
 天野-「ウドちゃん、毎日新聞ちゃんと読んでる?」
 ウド-「バカにしないでくださいよ!新聞なんて子どもの頃に全部読み終わりましたよ!」
 天野-「毎日出てんだよ!」
という感じ。

②勘違い:これもコントや漫才でよく見るパターン。
 上司-「最近話題になっている汚職事件、あれ、うちの会社にもあるらしいよ」
 部下-「ええっ!どこにですか?」
 上司-「ここだけの話、営業部だよ」
 部下-「え~、ズルい。うちの部にも回してもらいましょうよ。・・・で、それって、中華ですか?和食ですか?もしかして洋食?」
 上司-「・・・ん?何を言っているんだ?」
 部下-「何をって、お食事券ですよね。いくら分食べられるんですかねえ?」
 上司-「お食事券じゃない、汚職事件だ!」
という感じ。

③誇張法:物事を過度に大きく、または小さく形容する表現方法。「一年千秋」や「ノミの心臓」など定型的な表現もあるが、笑いの場面では「それ、言い過ぎやろ!」とツッ込むことで笑いを誘う。

④天丼:お笑いの専門用語として使われる言葉。同じボケを2回繰り返すことをいう。何でも、天丼の上に海老が2つのっているところから、2回繰り返すことを「天丼」というようになったとのこと。

⑤ダジャレ:いわゆる“オヤジ”が多用するあれである。これも、他の笑いとバランスよく使えば効果的だと思うのだが、どうだろう。

⑥スカシ:「スカシ」とは、ボケに対して一切ツッコミを入れない笑いの技法のこと。最近の若手芸人が多用している。「あえてツッ込まない」というクールなスタイルが若者の間で人気となっているとのこと。

⑦時事ネタ:そのときどきの社会的な出来事、ニュースのことを指す。もちろん、時事ニュースを言っただけで笑いはおこらない。日常会話に「時事ニュース」を取り入れることによって笑いへと昇華させる技法である。漫才コンビ「爆笑問題」などが多用する。

⑧差別:「差別」とは、ある基準に基づいて差をつけ区別すること。特定の人に対して不利益・不平等な扱いをすることである。したがって、この技法を使うときは十分な注意が必要。お笑い芸人の間で使われることは多いが、できればビジネスの場面では使いたくないものである。