笑ペディア

お笑いの手法
フリ ギャグなどへ持っていくための伏線。ネタフリ,筋フリなどもある。
ボケ 1. 役割としてのボケ。2.ギャグのボケ。
1.役割としてのボケ役は、漫才から来ている。
基本的には、漫才はボケ、とツッコミに分かれる。現在ではボケはおかしなことを言う、する役割の人、ツッコミはそれを正す人ぐらいの意味。元々は漫才は、萬歳→万才→漫才と変遷しており、ボケは萬歳で才蔵と言われ、ツッコミは萬歳で太夫と言われていた。そのころの役割では、ボケ役が愚かな者、ツッコミ役が賢い者を演じた。
近年はボケ役、ツッコミ役が曖昧なコンビや、そのように分けていないコンビも多い。また、ボケ・ボケというコンビもある。

2. ギャグとしてのボケは、意味があいまいに使われている。面白いこと自体をボケといったりする。基本的にはギャグの一つの種類だが、ギャグと同義に使われることもある。結果的に言うとツッコミを必要とするギャグがボケとも言える。意図的に言った面白いことをボケ、意図的でないと天然ボケ(マジボケ)などと分けられることもある。
ツッコミ ツッコミも2つに分かれる。
1. 役割としてのツッコミ(ツッコミ役): 主におかしな発言や行動をただす人のことを指す。
その他にも色々な役割を担うことが多い。
例えば、話の流れを作ったり、フォローをしたり、ネタフリをしたり、話を膨らましたり、時にはボケたりする。
空気を読む力が必須。基本的に常識的な発言をする。司会、場の仕切りは、ツッコミがすることが多い。

2. 行為としてのツッコミ(つっこむこと): ボケ(おかしなこと)を正しく直すことと言われる。言葉だけでなく、叩く行為や、仕草などでつっこんだりもする。「漫才入門百科」(弘文出版)によると6つに分かれ、普通ツッコミ、のりツッコミ、ボケツッコミ、引きツッコミ、仕草ツッコミ、一人ツッコミに分けられている。
ボケツッコミ 「漫才入門百科」(弘文出版)によると、ツッコミつつ、ボケることと書いてあり、やすし・きよしにより開発されたとされている。
が、ボケもでき、ツッコミもできる人をボケツッコミと言う場合もある。(例:ビートたけしなど)
のりツッコミ ボケにのった後、ツッコムという技術。のりツッコミも2つに分かれる。
1. ボケにのっかり、そのボケに突っ込む場合。
2. ボケにのっかり、のっかている間に自分でボケを作り、そのボケにつっこむ場合。
最初のボケが弱い場合は、2.のりツッコミを使ったほうがよいと思われる。また、意味のわからないギャグ、シュールっぽいものでボケられた場合、のりツッコミでかわすのが常套手段。
のりツッコミは関西でよく使われ、その他ではあまり使われなかった。最近では、のりツッコミは古いという意見もある。
ベタ ありがちな、よく見るギャグのことを言う。
悪い意味で使われることもしばしば。
アタマ ネタの始めの方。
マクラ 上に同じ。
つかみ お笑いでは、一番始めのギャグが大切とされる。そのギャグが受けるか、すべるかで、その後のお客さんの心をつかめるか、つかめないかが決まるとされる。その一番始めのギャグをつかみと言う。
くすぐり 微妙に笑えるギャグ。クスッとくるギャグ。
くすぐられるようなギャグ?からきてるのか?
ネタの始めの方に、徐々に相手を引き込んでいきたい時などに使われる。落語界でよく聞く言葉だが、若手芸人からはあまり聞かない。
オチ ネタの最後のギャグ。
または、話などの最後の笑わせる部分。
ギャグの笑わせる部分。
ギャグを言ったけど、笑わせてない場合に、「オチてない」とか言われる。
ちなみに英語では、punch lineである。
下げ 落語でオチのことを言う。
出オチ 出てきた時にオチていること。
出てきた瞬間、落ちているということは、喋って笑わせてるわけではないので、見た目や格好で笑わせていることが多い。
三段オチ 3つ目で落とすギャグの手法。
1.フリ 2.フリ 3.オチ
考えオチ 少し考えないと笑えないギャグ。
早く突っ込むと流れる。また、難しすぎると分けがわからないまま終わってしまうので難しいとされている。
天丼 前出のギャグを2度、3度と言うこと。
使い方としては、一回目のギャグを言ってから、聞いてる人がそれを忘れたころ、関係ないところや、間違った意味でそのギャグをまた言うという。
すかし 引いて笑わせる笑いの技術。
引きツッコミと言われたりする。
間が大切であるが、感情もとても大切である。
相手がかなり変なこと、異常なことを言った時、ツッコミが明らかに聞いているのに、わざと無視して次の話題に進める、などという形がよく使われる。
かぶる 重なっていること。
TVや舞台などで、芸人同士が重なっていて、後ろの人が見えない状態。
同時に喋った時は、セリフがかぶってると言う。
他にも、舞台で先に演じた芸人が、自分らのネタと同じような題材を扱ってた時はネタがかぶってると言う。
かぶせる ギャグの上にのっかり、またギャグを言うこと。
かぶせると、短い時間にギャグが沢山入ることになり、爆笑につながるので、ネタでは必須。
フリートークなどでは、最後にかぶせた人が笑いをさらっていったことになり、おいしいとなる。
ボケつぶし ボケられるところを、ボケられないようにしてしまう人や行為。
わざとやる人もいる。
大根かます ボケなきゃいけないところを、ボケない、ボケられないことを言う。
このフリで、この流れできたら、必ずこう言うだろ!というところで、そうしないと「大根かましやがって!」と言う。
決め打ち フリートークなどで、自分の中であらかじめギャグを決めておいてから、本番で言うこと。
流れなど関係なく予め言おうと決めてるので、話と関係ないギャグになったり、空気とあってなかったりして、すべることが多い。
あるあるネタ 「あー、そういうことある、ある。」と思うようなネタ。
日常観察ネタなどと言われたりもする。
ネタだと、ツッコミを必要としない笑いだから、ピン芸の人がよく使う。
(例:つぶやきシロー、いつもここからなど)
顔芸 面白い顔で笑わせること。(芸なのか?)
安易な笑いとされる。
顔を入れる ギャグや決め所でちゃんと顔をつくること。
客いじり 例えば、舞台でお客さんと絡んで笑いを取ること。
客いじりは賛否両論あるが、客をいじって笑いをとっても、芸の腕があがらないので若手はそういうことをするな、と言われたり、よくないこととされている。
(使い方による)
お約束 お決まりのギャグ。